すきっ歯(空隙歯列)
すきっ歯は、空隙歯列とも呼ばれる状態で、歯と歯の間にすき間が空いている歯並びを指します。
顎が大きい、顎に対して歯が小さい場合に、歯が生えるスペースが余ることで歯と歯の間にすき間が生じます。歯と歯の間から空気が漏れることで発音が悪くなったり、うまく咀嚼できなくなったりと、日常生活に支障をきたすため、早期に治療を受けることが大切です。
すきっ歯(空隙歯列)の原因
歯が小さい、顎が大きい、歯の本数が少ないなど、歯と顎のバランスが悪い場合にすきっ歯になります。
そのほか、上唇小帯がうまく付着していない、埋伏過剰歯、舌癖なども発症に関連しています。
すきっ歯(空隙歯列)の悪い影響
すきっ歯だと、歯と歯の間から空気が抜けて、発音が不明瞭になります。また、歯と歯のすき間から空気が入り込み、口の中が乾燥してむし歯や歯周病のリスクが高まります。
すきっ歯(空隙歯列)の方の治療法
軽度のすきっ歯は、矯正治療ではなく審美治療で改善が期待できます。
歯の表面を0.5mm程度削り、セラミックのシェルを貼り付けることで、歯のすき間を改善します。
痛みもなく、自然な仕上がりが期待でき、色調も改善するため審美歯科治療として広く用いられています治療ですので、一度ご相談ください。
すきっ歯の症例
Before

After

主訴 |
正中離開
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年齢 | 20歳 女性 |
治療期間 | 1年7か月 |
費用 | マウスピース型矯正装置790,000円 調整料5,000円×19回 |
治療内容 |
上顎前歯正中の離開を改善するため、上下顎歯列を整えて、スペースの閉鎖を行いました。
スペースの閉鎖後、かみ合わせの緊密化も行っている症例です。矯正治療に際して、歯の抜歯は行っておりません
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リスク |
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