叢生(八重歯・乱ぐい歯)

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叢生(八重歯・乱ぐい歯)

叢生は、デコボコに乱れた歯並びのことで、八重歯も叢生の一種です。顎が小さくて歯がきれいに並ぶためのスペースが不足しているため、歯並びがデコボコになります。歯磨きやデンタルフロスによるケアが難しく、口の中が不潔な状態になりがちです。そのため、むし歯や歯周病のリスクが高く、口臭も強くなります。

叢生(八重歯・乱ぐい歯)の原因

歯に対して顎が小さいことが原因です。歯の大きさは決まっていますが、顎の大きさには遺伝や食生活、癖などが関連しています。
そのため、叢生になる人とならない人がいるのです。例えば、悪い姿勢や口呼吸、舌の癖、指しゃぶり、唇を噛むなどすると、口腔機能が低下して健全に顎が発達しなくなります。

叢生(八重歯・乱ぐい歯)の悪い影響

噛み合わせが悪いために顎関節に負担がかかり、顎関節症になる恐れがあります。また、歯と歯が重なったところをうまく磨けず、むし歯や歯周病、口臭のリスクが高まります。成長期に顎の発達をコントロールすることで、将来的に抜歯をせずに叢生を改善できる可能性が高まりますので、お早めにご相談ください。

叢生の治療は
マウスピース型矯正歯科装置
をおすすめします!

マウスピース型矯正装置(インビザライン)当院では、マウスピース型矯正歯科装置をお勧めしております。コンピューターシミュレーションに基づいて作製した透明のマウスピースを1週間ごとに交換し、歯を少しずつ動かします。透明で薄い装置のため、口を開けたときにほとんど目立ちません。また、スピーチや面接、結婚式といった重要な場面では取り外すこともできます。

さらに、独自のコンピューターシミュレーションに基づいて作製するため、事前に歯の動き方を確認できる点も大きなメリットです。歯並び・噛み合わせがどのように改善するのかを患者さまにご確認いただけるため、モチベーションを保ちやすい治療と言えるでしょう。

叢生の矯正治療例

Before
After

 

主訴 叢生(八重歯・乱ぐい歯)
診断名・主な症状 叢生
年齢 16歳
治療期間・通院回数 約20~25回・20~25回
装置・費用 マウスピース型矯正歯科装置 880,000円 調整料5,500円×23回=126,500円
治療内容 上顎両側側切歯(上の前から2番目)が内側に位置しておりましたので、前歯のスペースを空けて、前方に移動させることで、きれいに排列することができました。 スペースの確保のために上顎臼歯の遠心移動を図っています。下顎の前歯も一本一本を丁寧に角度を治すことで、上下左右の対称性を獲得できたと思います。
抜歯有無 永久歯の抜歯なし
リスク
  • ・矯正装置装着直後は、痛みや違和感が生じる場合がございます。
    ・マウスピース型矯正歯科装置は、矯正装置(アライナー)の適切な装着が不可欠です。
    ・装着方法や装着時間が適切でない場合、計画通りに歯が移動しない可能性があります。
  • ・お口の状態によっては、マウスピース型装置に加え、補助矯正装置が必要になることがあります。
  • ・治療によっては、ごくまれに歯肉退縮や歯根吸引が起こる場合があります。
  • ・装着したまま糖分の入った飲料をしていると、むし歯を発症しやすくなる恐れがあります。
    ・治療完了後は、後戻りを防ぐため、保定装置(リテーナー)が必要です。
  • 完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害 救済制度の対象外となる場合があります。
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矯正治療における
副作用とリスク

矯正治療に伴うリスクや副作用は、ホームページに掲載することが法律で義務づけられています。全ての医療行為にはメリットとデメリットがあるため、両方を十分に比較し、治療を受けるかどうかお選びいただく必要があります。当院では、矯正治療の副作用やリスクについて十分にご説明し、ご納得いただいてから治療を開始しておりますので、不明点や疑問点はお気軽にご質問ください。

  • 最初は矯正治療による不快感、痛み等があります。数日間~1、2週間で慣れることが多いようです。
  • 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。また短縮する場合もあります。
  • 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  • 治療中は、装置がついているため、歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
  • 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
  • ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  • ごくまれに、歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
  • 治療途中に金属などのアレルギー症状がでることがあります。
  • 治療中に「顎関節で音がある、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  • 歯の動きによる様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
  • 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
  • 矯正装置を誤飲する可能性があります。
  • 装置を外す時に、エナメル質に微少な亀裂が入る可能性や、被せた歯(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
  • 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  • 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った被せる歯(補綴歯)や虫歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
  • あごの成長発育により咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  • 治療後に親知らずが萌えて、凸凹が生じる可能性は文献ではないとされていますが、加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせると咬みあわせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
  • 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。